シワ•タルミとは加齢による顔の形の変化です。肌の老化は経年変化(自然老化、生理的老化)と光老化に分けられ、経年変化については生活習慣、遺伝的素因なども考えられますが、真皮の線維の変性•減少は主に光老化によることがわかっています。したがってシミだけではなくシワも予防には紫外線のケアが重要です。
顔のシワ•タルミは当院では3つのカテゴリに分けて治療方針を考えていきます。

ちりめんシワ

浅い表在性のシワでいわゆる乾燥性の小ジワです。肌の乾燥が続くと通常は表皮のターンオーバーで改善しますが、慢性的に乾燥が続くと細かい「ちりめん状」の小ジワが作られてしまいます。目周りなどの皮膚が薄い部分に現れることが多いです。
〈お勧めの治療方法〉
肌にハリやうるおいをもたらす治療がおすすめです。
エレクトロポレーション(メソナJケアシス
イオン導入
プラズマシャワー
ピーリング
肌のコラーゲンを増やしてハリをもたらす治療もあります。
水光注射
ショートスレッド(4Dリフト)
フラクショナルレーザー
ジェネシス
Vフェイシャル
シルファーム
ゼオスキン
トレチノイン

表情シワ

顔の表情を作る筋肉の動き(拘縮)の繰り返しによって形成され、目周りや口周りなどに見られます。
〈お勧めの治療方法〉
最もおすすめの治療は、表情筋の動きを弱める治療です。
ボツリヌストキシン注射
シワが深くなってしまった場合は、シワの溝を盛り上げる治療を組み合わせると効果が高まります。
PRP(自己多血小板血漿)治療(第三種再生医療)

症例1 目の下・ほうれい線 PRP3cc注入 50代女性 

PRP4回

症例2 額ボツリヌストキシン注射 50代男性

ボツリヌストキシン注射 1回

タルミ

顔面の各層において生じる加齢性変化(萎縮、肥大、下垂、伸展)で引き起こされます。
各変化はそれぞれ関連して生じるため複合治療がおすすめです
〈お勧めの治療方法〉

萎縮に対しての治療
こめかみや頬の凹み、目の下やほうれい線、ゴルゴライン、マリオネットラインなどに注入しふくらませて凹みや溝を浅くする方法が有効です。
PRP(自己多血小板血漿)治療(第三種再生医療)
肥大に対しての治療
余分な脂肪組織を融解して崩れたフェイスラインなどボリュームを減らして整えます。
ヴィーナス注射
アクセントプライム
ヴィーナスフリーズ
下垂に対しての治療
糸を使って下がった組織を引き上げる方法です。また糸は時間がたつと徐々に溶けていきますがその過程でコラーゲンの再生が促されます。
VOV lift
伸展に対しての治療
顔の形を支えるSMASや支持靱帯に熱を与えてリフトアップさせ、同時にコラーゲン再生を促します。
HIFU(ウルトラフォーマーIII)

症例1 HIFU 60代女性

HIFU 1回

症例2 PRP3cc注入 50代女性

PRP 1回  

症例

症例1

ボトックス眉間1回・PRP1回

症例2

HIFU1回・PRP1回

しわ治療と一言で言ってもその治療法は多く、いったいどの治療を選択したらよいか悩まれると思います。
当院ではまずしわの診察をし、その部位、性状、症状の程度を評価し、患者様の期待される効果をしっかりとカウンセリングしたうえで治療法を考えていきます。そして患者様に一番合った治療法を提案いたします。お気軽にご相談ください。