妊娠線・肉割れ (線状皮膚萎縮症・皮膚線条)とは

皮膚が伸びる方向と垂直に、幅は数mm、長さは10㎝程度で周りの皮膚より少し凹んでいる数本の線状がほぼ平行に並んでみられる症状です。発症初期は淡紅色ですが、徐々に色が薄くなりやがて灰白色となります。痛み、かゆみはなく、現れてから気づくことがほとんどです。好発部位は、臀部、乳房部、腰部、大腿、膝の裏、腋などです。特に妊婦に現れるものを妊娠線といい、妊娠6カ月ごろから出産後にかけてみられます。また、中学生、高校生にみられるものを思春期線条といい、女子に多いです。このほか、肥満体形の人やステロイドを長期に使っている人にもみられます。

病気の特徴

  • 幅は数mm、長さは10㎝程度の周りの皮膚より少し凹んでいる線状です。
  • 数本の線状がほぼ平行に並んで見られます。
  • 痛み、かゆみなどの症状はありません。
  • 成長期、妊娠、肥満など体が急に大きくなった人、ステロイドを長く使用している人に見られます。

生活上の注意

  • しだいに色は薄くなっていきます。
  • 妊娠、成長期の多くの人にみられる症状なので心配はありません。
  • 進行させないように、体重の管理をしましょう。

傷跡・妊娠線の治療方法

経過観察

見た目が気にならないようなら放置してもかまいません。

VビームⅡ(色素ダイレーザー)

赤みのある傷跡には赤色の色素に反応する波長のレーザーを繰り返し照射することによって、徐々に赤みを目立たなくさせることが期待できます。

Skin 52

妊娠線や傷跡、白斑など気になる部位に正常な肌と同じ色の色素を注入し、周囲の肌となじませることで目立たなくさせる医療アートメイクです。

症例紹介

症例1

Skin52 2回

症例2

Skin52 2回

この病気も見た目だけなので心配はありませんが気にされて皮膚科を受診されても治療が難しいためなかなか相談にのってもらえないことが多いかと思います。当院ではそのようなお悩みにも向き合ってできるかぎりご要望に応えることができるように急性期の淡紅色の皮膚線条の時には赤みをはやく修復し傷をできるだけ目立たなく治す色素レーザーや体重のコントロール、皮膚の引き締めに有効なアクセントプライム、慢性期の灰白色の皮膚線条に対してはSkin52を使用して目立たなくすることも可能です。一度ご相談ください。