ハイドロキノン・トレチノイン療法とは

肌の代謝を促進してできてしまったメラニンを追い出す作用のトレチノインと新らたにメラニンをつくらせないようにする作用をもつハイドロキノンを併用することでシミを薄くする治療法です。

効果のあるシミ

  • 肝斑
  • 雀卵斑(ソバカス)
  • 炎症後色素沈着
  • 老人性色素斑

トレチノインとは

トレチノインはビタミンAの誘導体で生理作用はレチノールの100倍もあり、ニキビ、シミ、シワ、そばかすなどに有効です。米国ではまず難治性ニキビの治療薬として認知されました。
肌に塗布することで古い角質が剥がれやすくなり、皮膚の再生が通常の2倍のスピードに早まってきます。表皮細胞の分裂、増殖が活発になると、メラニンは新しい細胞と共に皮膚の表面へ上がっていき、古い角質と共に剥がれ落ちます。メラニンを浮き上がらせるだけでなく、ハリや潤いの元となる真皮層のコラーゲンやエラスチン線維の生成を高めるので、短期間でシミやシワの目立たない弾力のあるみずみずしい素肌へと生まれ変わらせるのが特徴です。

トレチノインの副作用

  • 塗布部位の痒み
  • 紅斑
  • 熱感
  • 表皮剥離
  • 長期使用により作用が減弱することがあります。

ビタミンA誘導体であるトレチノインは塗り薬であっても催奇形性の可能性が否定できませんので、妊娠中の方、授乳中の方、妊娠を予定されている方はご使用できません。

トレチノイン(消費税込)

トレチノイン(0.05%)4,400円
トレチノイン(0.1%)5,500円
トレチノイン(0.2%)6,600円
当院では、ファミリー薬局にて常盤薬品工業NOV(ノブ)「CDトレチノイン」とモイスチュアクリームを調合し、濃度別に作製しています。
  • 必ず冷蔵庫に保管して下さい。
  • 朝使用する場合日焼け止め使用して下さい。
  • 妊娠、授乳中はご使用いただけません。

ハイドロキノンとは

ハイドロキノンは、シミの原因であるメラニンの合成を阻止する働きがあり、その美白効果はコウジ酸やアルブチンの数十倍~数百倍と考えられています。

ハイドロキノンの副作用

  • 接触性皮膚炎
  • かゆみ
  • 紅斑
  • アレルギー症状
  • 色抜け
  • 色素沈着

治療の流れ

  • 医師がシミの診察を行い、ハイドロキノンクリーム、トレチノインクリームを濃度を選んで処方します。
  • 使い方など詳しく説明させていただきます。
  • ご自宅で気になるシミに1日1~2回、2剤を塗布していただきます。2~6週ほど継続しますと次第にシミが薄くなってきます。

ハイドロキノン(消費税込)

DRXハイドロキノン2,200円
  • 美白剤や毛染めでアレルギーを起こしたことがある方
  • 妊娠中、授乳の方
  • 傷、腫れ物、湿疹、赤み、かぶれ等異常のある方
  • 日中日焼け止めを使用してください

ゼオスキンセラピューティックとは

ゼオスキンヘルスはアメリカの皮膚科医ゼイン・オバジが開発した医療機関専売のドクターズコスメです。その中での治療プログラムの1つが【セラピューティックコース】です。ハイドロキノンとトレチノインを使用した12週〜18週の集中治療プログラムです。反応期、耐久期、美しく健やかな肌の3つのプロセスを経て、肌の改善をしていきます。

ゼオスキンセラピューティックの副作用

  • 乾燥
  • 皮めくれ
  • 赤み
  • 痒み
  • シワの悪化
  • ヒリつき
  • ただれ
  • 熱感
  • 腫れ
  • 妊娠中、授乳中、これから妊娠を予定している方
  • ハイドロキノン、ビタミンA、ビタミンCが使用できない方

ゼオスキンセラピューティック(消費税込)

あおいセラピューティック
フルセット
101,310円
あおいセラピューティックセット
(洗顔、日焼け止めがついていません)
82,830円
詳しくはこちら
※ゼオスキンを初めて使う方や皮むけ、赤み等を極力避けたい方、ダウンタイムの期間が取りづらい方にも、マイルドなメンテナンス商品もありますので、クリニックにてカウンセリングを行い患者様それぞれにあった商品を提案いたします。