プラセンタ注射とは

プラセンタ製剤とはヒトの胎盤から作られる製剤です。その胎盤から抽出したエキスには、豊富な栄養素に加えて細胞分裂を促進する様々な生理活性物質が含まれています。プラセンタを注射することによって、細胞分裂が速まり、全身の組織、臓器、肌を若返らせる効果が期待できます。医療用のプラセンタ製剤として厚生労働省の認可を受けているのはラエンネック®とメルスモン®の2種類あります。ヒトの安全な胎盤を原料としていますが抽出方法が違うため成分や量が違います。

プラセンタ製剤の違い

こんな方にオススメです

  • 慢性的な疲れが気になる方
  • 乾燥肌の方やアトピー性皮膚炎の方
  • 冷え性、生理不順、生理痛がひどい方
  • 更年期障害の症状がある方
  • シミ、くすみ、肌荒れが気になる方
  • 肝機能が悪い方
  • 花粉症などのアレルギーをお持ちの方
  • 注射部位の疼痛・発赤・内出血・硬結等が起こることがあります。また稀にプラセンタの注射により、過敏症(発疹、発熱、掻痒感など)の症状が現れる場合があります。

ウイルスや細菌などに対する安全性

ウイルスや細菌などに汚染されているヒトプラセンタが本製品の原料に混入しない様に製造にあたっては、次のような汚染防止対策がとられています。

  1. ドナースクリーニング
  2. 受注検査
  3. 高温(高圧蒸気)滅菌処理
  4. 製品試験

このように3回にわたる検査や、滅菌工程により、梅毒、結核、淋病、B型肝炎、リンゴ病などの陰性を確認しておりウイルス、細菌による製品の汚染防止対策をとられています。

  • プラセンタはヒトの胎盤を原料としていることから、未知のウイルス等の感染症を完全に否定することはできないため、プラセンタ製剤を投与した場合は献血を行うことができません。

当院ではメルスモン・ラエンネック製剤を使用しています

日本国内で厚生労働省に正式な医薬品として認可を受けているのは「メルスモン」と「ラエンネック」の2種類です。
※入手経路/国内卸

料金

プラセンタ(保険)メルスモン140円(3割負担)
ラエンネック130円(3割負担)
※メルスモンは更年期障害、ラエンネックは肝機能障害が保険適応となります。
プラセンタ(自費)1アンプル1,650円
2アンプル2,200円
自費の場合、メルスモン・ラエンネック共に料金は変わりません。

ドクターブログの『プラセンタ注射』