GLP-1注射・内服
GLP-1とはもともとヒトの体内にあるホルモンで胃腸に働いて『少量でおなかがいっぱいになる作用』と脳に働いて『食欲を抑制する作用』などがあります。このことでGLP-1の分泌量が多い人は痩せやすいといった体質にも影響をもたらしています。GLP-1を投与することによって自然に食欲を抑えて無理のないダイエットをサポートします。そのためGLP-1受容体作動薬は2型糖尿病の治療だけでなく海外では肥満治療薬として承認されています。日本では2型糖尿病治療薬として認可されていますが、肥満治療には承認がないため自費診療となります。当院では経口薬リベルサスと注射薬のマンジャロの2種類の薬剤を使用しています。ただしこのGLP1ダイエットを成功させるためには薬剤のみ頼らず計画的に体重を減らし、日常生活の食事量などを見直し、数カ月かけてその生活に適応するように意識することも大切です。
初診時からオンライン診療が受けられます。
GLP-1ダイエットの特徴
- 自然に食欲が落ちる
GLP-1の働きにより空腹時に少量を食べただけで満腹感が得られるため、自然と摂取カロリーが減り体重減少につながります。
- ストレスを感じにくい
食事を自分の意思で減らすのはかなりのストレスです。GLP-1ダイエット注射によるダイエットは自然に食欲が落ちますのでストレスを感じにくいです。
- アメリカ・ヨーロッパで承認済み
GLP-1注射は日本で糖尿病の治療薬としてのみ厚生労働省から承認されていますが、アメリカ・ヨーロッパでは肥満治療薬として承認されているため安心してお使いいただけます。
効果が出やすい方
- メタボリック症候群の方
- 糖尿病の予備軍の方
- 早食い傾向で過食気味の方
- 脂質、糖質の多い食事が好きな方
治療を受けられない方
- 18歳未満または75歳以上の方
- うつ病、自殺企図、摂食障害などの精神疾患のある方
- BMI 17kg/m2未満の方
- 膵炎、胆石症、胆嚢炎、重度の腎障害、肝障害のある方
- 内分泌疾患(甲状腺疾患など)、ステロイドなどの薬剤による肥満の方
- 妊娠・授乳中の方
GLP-1ダイエット注射薬(マンジャロ皮下注)
マンジャロ皮下注は「GIP/GLP-1受容体作動薬」という新しい2型糖尿病の治療薬です。この薬剤に含まれるGIPにはインスリンの分泌だけでなく、「レプチン」の分泌を促進する作用もあり、摂食量低下と脂肪利用増加を導く働きがあります。そのため「GIP/GLP-1受容体作動薬」は「従来のGLP-1製剤」よりも強力な治療効果が期待できます。週1回投与の1回使い切りのペン型注入器のため注射内の薬液の量を調整する必要がありません。当院では2.5mg、5mgの2種類の規格を使用しています。
マンジャロ皮下注の使い方
週1回2.5mgから投与開始し4週間継続投与します。医師と相談しながら、効果が乏しい場合には、週1回5mgに増量します。その後は週1回5mgを維持用量とし経過をみていきます。
- 灰色のキャップを取り外す。
- 透明な底面を皮膚に当て、緑色の目印を回してロックを解除する
- 皮膚に押し当てながら注入ボタンを押し、そのまま待つ
- 1回目のカチッという音で注射を開始し、2回目のカチッという音がしたら注射完了です。
※マンジャロ®皮下注アテオス®の使い方や注意点の詳細に関しては、5分程度の日本イーライリリー社の動画をご参照ください。
マンジャロの使い方はこちら
料金(消費税込み)
診察料(初診・再診に関わらず) | 1,100円 |
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オンライン利用料 | 無料 |
マンジャロ2.5mg | 22,000円 |
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マンジャロ5mg | 33,000円 |
※20歳未満の方は保護者の同意が必要ですので、来院される際は保護者同伴でお越しください。
※20歳未満の方はGLP-1のオンライン診療は受けられません。
保管方法
凍結させずに、冷蔵庫(2~8℃)で保管しましょう。冷蔵庫が使用できない場合は、直射日光を避けた室温(30℃以下)で21日間まで保管可能です。
- 吐き気・嘔吐・下痢・便秘・腹痛・腹部不快感・食欲減退・頭痛・低血糖症状(特に他の血糖降下薬と併用する場合)・膵炎・胆石症・胆嚢炎・急性腎不全・うつ、自殺企図
- 食後に吐き気がするようでしたらそれは食べすぎですので量を調整してください。
- 副作用のひどい時は一旦中止し早めに受診するようにしてください。
- 薬剤の効果を出すために使用方法をしっかり守りましょう。
- 開始後1ヵ月が痩せやすいのでできるだけ減量しましょう。
- 中止するとリバウンドすることがあります。維持には2.5mgを継続するのがおすすめです。
- 未承認医薬品等(異なる目的での使用)
マンジャロは、医薬品医療機器等法において、「2型糖尿病」の効能・効果で承認されていますが、当院で行う肥満治療目的での使用については国内で承認されていません。 - 入手経路等
国内の医薬品卸業者より国内承認薬を仕入れています。 - 国内の承認医薬品の有無
国内では「ウゴービ」というGLP-1製剤が「肥満治療」の効能・効果で厚生労働省に認可されています。 - 諸外国における安全性などに係る情報
GLP-1受容体作動薬の注射製剤が米国FDAと国内で肥満治療薬として承認されています。 - 医薬品副作用被害救済制度について
万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対応外となります。
GLP-1ダイエット内服薬(リベルサス)
GLP-1とはもともとヒトの体内にあるホルモンで胃腸に働いて『少量でおなかがいっぱいになる作用』と脳に働いて『食欲を抑制する作用』などがあります。このことでGLP-1の分泌量が多い人は痩せやすいといった体質にも影響をもたらしています。GLP-1を投与することによって自然に食欲を抑えて無理のないダイエットをサポートします。従来のGLP-1ダイエットは注射製剤のみでしたが、リベルサスはGLP-1受容体作動薬として世界で初めての経口薬として誕生しました。このGLP-1は海外では肥満治療薬として承認されています。の効果は注射薬よりは劣りますが注射の苦手な方にはおすすめです。当院では3mg、7mg、14mgの3種類の規格を使用しています。
リベルサスの使い方
- 3mg か 7mgから服用開始します。
- 朝起きて、空腹時に少量の水(コップ約半分)で1錠服用します。最低30分は食事・飲水は控えてください。
- より高い効果を出すためには120分は飲食を控えることをおすすめします。食欲が抑えられているようであればそのまま継続しますが、食欲の抑制が感じられなくなった時は増量します。
朝飲むと夜にお腹が空いてしまう場合は、昼食をとってから4時間後くらいを目安に服用してください
料金(消費税込み)
診察料(初診・再診に関わらず) | 1,100円 |
---|---|
オンライン診療利用料 | 無料 |
リベルサス3mg(30日分) | 11,000円 |
---|---|
リベルサス7mg(30日分) | 22,000円 |
リベルサス14mg(30日分) | 33,000円 |
- ※20歳未満の方は保護者の同意が必要ですので、来院される際は保護者同伴でお越しください。
※20歳未満の方はGLP-1のオンライン診療は受けられません。
- 吐き気・嘔吐・下痢・便秘・腹痛・腹部不快感・食欲減退・頭痛・低血糖症状(特に他の血糖降下薬と併用する場合)・膵炎・胆石症・胆嚢炎・急性腎不全・うつ、自殺企図
- 食後に吐き気がするようでしたらそれは食べすぎですので量を調整してください。
- 副作用のひどい時は一旦中止し早めに受診するようにしてください。
- 薬剤の効果を出すために使用方法をしっかり守りましょう。
- 開始後1ヵ月が痩せやすいのでできるだけ減量しましょう。
- 中止するとリバウンドすることがあります。維持には3mgを継続するのがおすすめです。
未承認医薬品等(異なる目的での使用)
リベルサスは、医薬品医療機器等法において、「2型糖尿病」の効能・効果で承認されていますが、当院で行う肥満治療目的での使用については国内で承認されていません。
入手経路等
国内の医療品卸業者より国内承認薬を仕入れています。
国内での承認医薬品の有無
国内では「ウゴービ」というGLP-1製剤が「肥満治療」の効能・効果で厚生労働省に認可されています。
諸外国における安全性などに係る情報
GLP-1受容体作動薬の製剤が米国FDAと国内肥満治療薬として承認されています。
医薬品副作用被害救済制度について
万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対応外となります。
Q&A
- GLP-1に副作用はありますか?
治療初期に胃部不快感、胃が張っている感じ、頭痛、便秘、下痢といった消化器症状がでることがあります。初めは少量から投与し、徐々に体を慣らしていきます。注射部位に内出血が起こることがありますが1週間ほどで消失します。
- 併用すると効果的なブドウ糖再吸収阻害薬(ジャディアンス)に副作用はありますか?
手の震え、冷や汗、動悸、疲れやすい、不安感といった低血糖症状や、喉の渇き、めまいなどの脱水症状、頻尿、膀胱炎などがあります。低血糖の症状が現れたらジュースなどの糖質を含むものをすぐに摂るようにしてください。脱水症状を予防するためにも適度な水分補給を心掛けてください。
- オンライン診療の際の支払い方法は?
クレジットカード払いのみになります。診療後にヤードックに登録したクレジットカードから自動的に決済されます。