水痘生ワクチン 

2016年に登場したもので、毒性を弱めたウイルスを体内に注入して、免疫の働きを高めるものです。発症を50%ほどに抑えられ、たとえ発症しても軽症ですみます。 

なお、免疫抑制薬、抗リウマチ薬、抗がん剤などの薬を使っている人は、このワクチンの接種を受けられません。 

不活化ワクチン(シングリックス®) 

2020年に登場し、ウイルスをバラバラにして無毒化し、感染する能力を失わせたもので、免疫抑制薬、抗リウマチ薬、抗がん剤などの薬を使っている人でも接種を受けることができます。70歳以上でも90%以上と生ワクチンよりも高い予防効果がありますが接種回数は2回で費用は22,000円/回のため合計44,000円と高価です。また接種を受けた部位の腫れや痛みは8割ほど、疲労感や発熱などの副反応が6割くらいの人に起こります。 

水痘ワクチンの緊急接種について

あまり知られてないことですが、水痘の患者に接触した場合、72時間以内にワクチンを接種すれば、60~80%程度は発病を予防できます。 万が一、発病しても軽く済ませることが出来ると言われています。

 

治療の説明

帯状疱疹はワクチンが有効で、接種は50歳以上が対象です。

帯状疱疹を完全に予防するものではありませんが発症したとしても症状が軽く済んだり
神経痛が残りにくくなります。

 乾燥弱毒生水痘ワクチン 
(皮下注射) 
シングリックス 
(筋肉注射) 
接種回数 1回 2回(2ヶ月間隔) 
帯状疱疹の予防効果 約50% 50歳以上 97% 
70歳以上 90% 
効果持続期間 5年程度 9年以上 
種類 生ワクチン 不活化ワクチン 

合併症・副作用

水痘生ワクチン・・・接種部位の痛み、膨脹、発赤  

不活化ワクチン(シングリックス)・・・接種部位の痛み、膨脹、発赤、筋肉痛、倦怠感、頭痛 (水痘ワクチンより副反応が強く出る可能性あり) 

※どちらも3~7日で消失 

注意事項

  • 接種後30分間は病院にいるなどして様子を観察し、アレルギー反応などがあれば医師とすぐ連絡がとれるようにしておきましょう。 
  • 接種後4週間は副反応の出現に注意しましょう。 
  • 接種当日の入浴は差し支えありませんが、注射した部位をこすることは辞めましょう
  • 接種当日は接種部位を清潔に保ち、いつも通りの生活をしましょう。また、激しい運動や大量の飲酒は避けましょう。 
  • 高熱や痙攣などの異常な症状が出た場合は速やかに医師の診察を受けて下さい。
  • 接種後2ヶ月間は妊娠しないように注意してください。 

料金

水痘生ワクチン1回6,600円(税込み)
不活化ワクチン シングリックス1回22,000円(税込み)
※予約制となりますので事前にお電話にてお問合せください。

各施術の予約変更、キャンセルについては「キャンセルポリシー」のご確認をお願い申し上げます。

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